塗るだけで自分だけの
大きな黒板がつくれます
「壁一面を自由に描ける大きな黒板にしたい!」そんな夢を叶えられるのが、チョークボードペイントです。
チョークボードペイントを塗った壁は、チョークで書いたり消したりできるようになります。臭いの少ない水性塗料なので、DIY初心者の方でも簡単に塗装できます。
お子様のお絵かきスペース、カフェのメニューボード、伝言板、自宅での黒板アートの練習壁を作るなど、アイデア次第で無限の可能性が広がります。
いわゆる黒板っぽい色だけでなく、赤・白・オレンジなど、ユニークでおしゃれなカラーも充実!あなただけの素敵な空間をつくれます。
こちらのページでは、石膏ボードをチョークボードで塗り替えて壁一面を黒板にする方法を詳しくご紹介します。
石膏ボードを黒板塗料で塗る方法
塗装の準備
換気を良くして、汚れても良い服装で作業します。壁に付いたホコリ等はきれいに取り除きます。たばこのヤニが気になる場合には、かたく絞った塗れ雑巾で拭いておきます。
塗りたい石膏ボードに壁紙が残っている場合ははがします。薄い裏紙は取りきれなくても大丈夫です。壁紙を剥がした後のボード表面の毛羽立ちが気になる時は、紙やすりでこすって表面を整えます。
塗らない部分を養生する
塗らないところをマスキングテープなどで保護します。この作業を「養生(ようじょう)」といいます。
角や隅は、しっかりと貼ります。四隅など、フチに合わせて余分なマスキングテープはカッターで切ります。
コンセント等の細かい部分も塗料が染み込まないようにしっかりと養生します。広くマスキングテープを貼った後、不要な部分をカッターで切り取ると簡単に養生できます。外せるパーツは取ってしまうのも1つの手です。
ドアや窓、家具等の広い範囲を覆う時は、ビニールとテープが一緒になった「布マスカー」を使うと便利です。マスカーはマスキングテープの上から貼ります。床に敷いた布マスカーはズレやすいので、ビニールの端にマスキングテープを貼り付けてしっかり留めます。
気になる凹凸をパテで埋める
石膏ボードの継ぎ目の溝やビスを止めるための穴等、石膏ボードの凹凸が気になる場合はパテで埋めて表面を平らにします。
埋めたい凹みに沿ってパテをのせて、凹みからはみ出ているパテを平らなもので削ぎます。パテはそのままでも使用できますが、硬く伸びが悪い時は少量の水を加えて練ってください。パテをのせ終わったら、約4〜5時間程乾燥させます。
パテが乾いたら、320番程度の紙やすりを使ってやすりがけを行い、表面をなめらかにします。まだ気になる凹凸があれば、「パテを盛る→乾燥させる→表面のやすり掛けを行う」の工程を再度行います。また、やすりがけで出た粉はきれいにふき取ります。
含浸シーラーを下塗り
含浸シーラーをよくかき混ぜ別容器に移し、垂れないように少しずつ刷毛やローラーで塗り広げます。全体にしっかり塗り終わったら2時間程乾かします。
※含浸シーラーを塗る時に使った塗装道具を、色を塗る時にそのまま使用しないでください。水でよく洗ってから使用するか、色を塗る用の塗装道具を別で用意してください。
色を塗る(1回目の塗装)
缶を開けるときは、ヘラやマイナスドライバー等を使い、缶を回しながら少しずつフタをこじ開けます。ポリ容器を開ける場合は、フタのフチの部分を全てめくり上げて開けます。
フタを開けたら中の塗料をよくかき混ぜ、塗りやすいように別容器に移します。少し塗ってみて塗りにくい場合は、塗料に対して5〜10%の水でうすめ、さらによくかき混ぜます。
まずは、刷毛を使って細かい部分を塗ります。
続いて、広い面をローラーで塗っていきます。1回目の塗装ではムラを気にせず薄く塗りひろげていき、全体が塗れたら乾かします。乾燥の目安は触っても手に塗料が付かない程度です。
色を重ね塗りする(2回目以降の塗装)
1回目の塗装の薄い部分やムラになっている部分を中心にていねいに塗り重ねます。
透けやムラが残る場合は2回以上塗り重ねます。特に白っぽい色や黄色、赤系色は透けやすいので、塗り重ねの回数が多くなりやすいです。重ね塗りの間は、都度しっかり乾燥させるときれいに仕上がります。
養生をはがす
塗料が乾ききる前にマスキングテープをはがします。はがしづらい時は、カッターで切り目を入れます。
もし、塗り残しや塗料がはみ出た所があれば修正します。細かい所の修正には小筆があると便利です。塗りたくない部分に塗料がついてしまった場合は、水拭きですぐにふき取ります。
完成 黒板として使える壁になりました。

塗った色:TAKARATORYOオリジナルカラー「
アーモンドジェリー」
お部屋の壁が綺麗になっただけでなく、ただの石膏ボードが黒板としても使えるようになりました!チョークで描いた後は水拭きすれば綺麗に消せます。
汚れてきたり、また色を変えたくなったときは、上から塗りかえるだけでOK。お部屋の模様替えのように、これからも壁の塗りかえを楽しみましょう。